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「びっくり館の殺人」

b0094037_20303062.jpg綾辻 行人:作 / 七戸優:絵 講談社 初版2006

初めての 綾辻行人 でした。
噂はかねがね聞いていた作家さんで、読みたいと思ってました。
で、初めてには一番良いのを選ぶことが出来た。
少年少女向けってことで、とても読みやすかったです。

<とある古書店で、たまたま手に取った一冊の推理小説。読みすすめるうち、謎の建築家・中村青司の名前が目に飛び込む。その瞬間、三知也の心に呼び起こされる遠い日の思い出…。三知也が小学校六年生のとき、近所に「びっくり館」と呼ばれる屋敷があった。いろいろなあやしいうわさがささやかれるその屋敷には、白髪の老主人と内気な少年トシオ、それからちょっと風変わりな人形リリカがいた。クリスマスの夜、「びっくり館」に招待された三知也たちは、「リリカの部屋」で発生した奇怪な密室殺人の第一発見者に!あれから十年以上がすぎた今もなお、事件の犯人はつかまっていないというのだが…。 >


‥“びっくり館縁起”の章、怖い‥この作品の中枢でした。もう一回じっくり読みたいです。
最後の語りも、怖い方へ、怖い方へと誘ってて誘いすぎててちょっと?と思いました。
最後も「びっくり」です。
 次は、作中に出てくる「迷路館の殺人」を読みたいと思います。


読み終わって、読み返したくなるミステリィの三冊目。
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by d-lion5 | 2007-07-25 21:53 | novel

「ようこそ魔界伯爵」

b0094037_1351345.jpg斉藤 洋 :作/ 岩島Taco:絵 偕成社 初版1995

夏休み、パパの妹に預けられた智。
招かれた家は妖怪屋敷、ヒツジの執事、黒川さんをはじめ、ヘビ男のジョン、大コウモリのドラクロアなど、善を尊ぶ妖怪集団ガーンの住む秘密のかくれ家だった。

っとーいうわけで。

夏休み・親戚の家・怪しい洋館
このキーワードだけで、わくわくの要因はすべて揃っているのです。

久しぶりに読んだ斉藤洋氏の本です。
私の好みとはちょっと違っていました。でも、
 主人公の智くんの素直さが、好きです。真夜中の晩餐を夢だ。って簡単に片付けてしまうところが。

それにしても、叔母さんの競馬の場面には、羨ましいというか、金銭感覚のズレというか‥。
やっぱり羨ましい。

つづく
ような感じで終わっていますが‥。
きっとつづきはないのでしょう。
智くんが魔界伯爵になっているのか‥。自分でつづきを考えるのもいいかもしれません。
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by d-lion5 | 2007-07-15 21:10 | juvenile(YA)

「小さな男の子の旅 ― ケストナー短編 」

b0094037_21292818.jpgエーリヒ ケストナー :作/榊 直子:訳 小峰書店 初版?1996

2編の短編。
どちらも、子供が主人公のなんだか淋しい結末の話です。

表題作「小さな~」
男の子を取り巻く大人が、皆「良い人」でみていて ほっ としました。
「ほっ」っていう表現はちょっと可笑しいかも知れないけど、今の世の中を考えると
やっぱり「ほっ」って言ってしまいます。
 後半、結末は淋しいけど、この子はきっとこれからも大丈夫だと思う。
そんな風に思えます。(希望も含めて)
ケストナーのほかの作品はどんな作品なのか興味の持つことの出来た短編集でした。
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by d-lion5 | 2007-07-05 23:45 | s.story