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「アローハンと羊―モンゴルの雲の物語」

b0094037_18282866.jpg興安:作/ 蓮見 治雄:訳 こぐま社 初版2007

表紙の椎名誠氏のコメントを見て、読みたくなりました。
(『モンゴルの草原と、そこに生きる人々を、動物達を、雲を、風をこれほど見事に描いた作品を見たのは初めてだ!』)
確か、この椎名氏もモンゴルに縁のある方だったかな~ と記憶してます。

アローハンの成長と、モンゴル人の生活が、解りやすく描かれています。
(とても簡潔に、ですが)
自然と人、人と人、の繋がりを改めて考えさせてくれる作品です。
あとがき も読む。

ちなみに
アローハンというのは女の子なんですが、私は勝手に男の子と思って読んでいたので、途中でビックリしてしまいました。
…名前…難しい;;

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by d-lion5 | 2007-05-26 23:42 | picture

「ローワンと魔法の地図」

b0094037_2020618.jpgエミリー・ロッダ:作 / さくま ゆみこ:訳 / 佐竹 美保:絵 あるなろ書房 初版2000

リンの村を流れる川が、かれてしまった。
このままでは家畜のバクシャーも村人も、生きてはいけない。
川の源流で何が起こっているのか、突き止める為、竜が住むといわれる山の頂きめざして、6人のツワモノと、臆病な子供ローワンが旅立つことになった…。

重厚なファンタジーと条件は同じ(魔女、竜、魔法の地図 etc )なのに、すらすら読めて
それなのに、読み終わったあとはちょっとした疲労感(良い意味)を与えてくれました。

 読み終わったとき「誰も死ななくて良かった」と心から嬉しく思いました。
涙も込み上げてきました。
…私の今まで読んだ重厚なファンタジーは…人が…動物が…敵味方に関わらず…死んでいたな~ と。
物語だからしょうがないのだけど、死なない話があってもいいのに と心の中で呟いていました。
だから
誰一人死ななくて良い話は、精神的に楽になります。ヨカッタ。

途中出てくる、沼は、「はてしない物語」にでてくる あの沼 を思い出しました。

訳者のあとがきにもあるんですが
村のリーダー的存在のものや、強い人が男女関係なくいること。
思い込みで 途中まで、ブリンダを男と思って読んでいました。
ちゃんと訳者の配慮で 女言葉 を使っていたにもかかわらず… (オカマかと思って読んでいた!)
自分にある、知らず知らずの固定観念を発見しました。
女が勇者って格好良い!
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by d-lion5 | 2007-05-15 20:06 | juvenile(YA)

「間宮兄弟」

b0094037_11431152.jpg江國 香織:作 小学館 初版2005

兄・明信、35歳、酒造メーカー勤務。弟・徹信、32歳、学校職員。2人暮らし。
“そもそも範疇外、ありえない、いい人だけど、恋愛関係には絶対ならない”男たちをめぐる…
話。江國氏お得意の日常物語。

最初は明信と徹信の区別がつけられずとまどっていましたが、
映画はまだ、見ていないものの、
出演者は知っていたので、なんとなく登場人物を当てはめて読みました。
区別できました。

…切なくて、笑っちゃいました。
…笑った後、切なくなりました。
「良い人」「いいひと」
依子にとっても姉妹にとってもそれ以上でも、それ以下でもない存在の間宮兄弟。
後半、間宮兄弟に癒されていたのは間違いないと思います。
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by d-lion5 | 2007-05-06 17:51 | novel